地球全体の平均気温が上がっていくことを「地球温暖化 」といいます。地球温暖化が進むと、世界中の自然や暮らしに様々な影響が出て、様々な問題を引き起こしてしまいます。乗り物を動かしたり、電気をつくったりするために、燃料を燃やし生活をするようになった人間の暮らし方の変化が、地球温暖化の主な原因です。
◎地球温暖化の仕組み
昔と今の地球を比くらべてみましょう。地球の表面は、太陽の熱で温められています。余分な熱は宇宙に出ていきますが、その一部は大気中の「温室効果ガス」に吸収されて地球全体の気温をほどよく保っています。
ところが、温室効果ガスが増えすぎると宇宙に出るはずだった熱が地球にこもってしまい、地球全体の平均気温が上がってしまいます。
◎温室効果ガスって?
地球の表面から出る熱を吸収して、温室効果という地球の温度を保つ性質を持った気体のことです。今、日本が排出している温室効果ガスのうち約95%は二酸化炭素です。
◎二酸化炭素って?
二酸化炭素は温室効果ガスのひとつで、ものを燃やすと出てくる気体にふくまれている身近なものです。電気の多くは、燃料を燃やしてつくられています。例えば、テレビを見て電気を使うことは、二酸化炭素を出すことにつながります。