戦後の高度経済成長期に生まれた小型車やトランジスタラジオ、現在では携帯電話やコンビニなど大きな市場進化をしてきています。このように私たちの社会や市場、生活に大きな価値の変化を起こした事象を、新しい技術やアイデアを活用し、今まで価値の低かったものの価値を上げたり、新しい価値を創造してゆくことが「イノベーション」と言うようです。この事例は資本力があり組織で方向性を一つにしてきたので進化できたと思います。
地方の事業者は資本力は小さいですが、地域一体となれば可能な事業に環境・循環関連事業があります。しかし、関係者の裾野が広く複雑にからむためか、その関係者間の調整が大変難しいといわれています。
環境・循環関連事業のイノベーションを起こすためには、大前提に関係者間を認め合うことから始まり、その関係者間の目標(夢)の共有をとことん図った上でないと推進できないこともわかると思います。新しい技術・アイデア=人間の知恵の連携で強力に推進することです。そのことで必ずコストはかからないものだと気づくと思います。互いを認め、相手の立場と利を考えることで、自らにも自然にそれらは返ってくるものと思います。