人類は暮らしに必要なすべてのモノを、地上にある自然のめぐみから受け取っていました。しかし、工業化の発展により、地下にある化石燃料や様々な資源がたくさん使われるようになり、いつからか身のまわりを快適にするために、自分に都合よく資源を消費し、自然にあまり配慮せずに土地を開発するようになりました。
身のまわりの自然から目をそらして、何も考えずに資源を使い続ければ、自然のめぐみは失われ、いつかは世界中の資源を使い果たし、今のように豊かな暮らしができなくなってしまいます。それでは、自然のめぐみを回復し、資源を使い果たすことなく、いつまでも豊かに暮らす方法はあるのでしょうか?
持続可能とは、今の「地球環境が保たれて、未来まで続く」ということです。すなわち、現在の私たちだけでなく、未来の人たちも豊かに暮らすことができる状態である、ということです。
現在、人間の活動によって地球の回復力を大幅に上回る影響を地球環境にあたえていると言われています。わたしたちの子どもや孫も豊かに暮すためには、地球環境を守り、受け継いでいく必要があります。