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しわ浄報 その10 「仮想水」ってなに?

しわ浄報 その10 「仮想水」ってなに?多くの食料は、人の口に入るまで、大量の水を消費します。例えば食パン1斤(600g)は、300 gの小麦が必要で、その小麦を育てるために、600リットルの水が必要です。同じように牛ステーキ200 gは、4000リットルもの水を消費します。
日本は、食料の60%を輸入に頼っています。その60%の食物のために、輸入元の海外でそれだけの水を使っていることになります。これを仮想水と呼び、食料とともに水をも輸入している、と考えるわけです。
今世界的に水不足が問題になっています。輸入食料のみならす、地産地消の食物も、多くの水の恵みで育っているのです。そのことに思いを寄せながら、毎日の食を味わいましよう。
(参考:水資源機構サイト)