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浄思録11──新年を迎えるにあたって

整えた日常を、次の一年へ

新年、あけましておめでとうございます。

一年の始まりは、日常が静かに呼吸を整える時間でもあります。変わらない毎日が続いているようでいて、その内側では、次の循環へ向かう準備が少しずつ進んでいます。この穏やかな節目に、まずは心からのご挨拶を申し上げます。

私たちの暮らしを支える水や衛生の営みは、日々強く意識されるものではありません。しかし、その存在が目立たないという事実こそが、生活環境が安定して保たれている証でもあります。社会のかたちや人の流れが変化する中でも、静かに守られてきた基盤が、今日の安心を支えています。

一方で、その均衡はとても丁寧に扱われてきました。変化が重なる場面では、小さな違いが表に現れることもありますが、それは不具合ではなく、環境や仕組みが次の整い方を探し始めている合図とも受け取れます。

だからこそ今、大切にしたいのは、浄化槽の働きと同じく、どこか一つに負荷が集中するのではなく、各工程が役割を果たしながら全体で水を整えていく姿勢です。点検・清掃・管理が静かに連なり、状態や判断が共有されることで、水質の安定が保たれるように、正確さと透明性は無理なく維持され、仕事への信頼もまた、日常の中で穏やかに育っていきます。

浄化で日常を澄ませ、純化で判断を磨き、共生の中で支え合い、創造として未来へ手渡す。変わらないために変わり続ける、その歩みを今年も誠実に積み重ねていけたらと願っています。

令和8年1月

専務取締役 高橋 剛