衛生面・医療面・環境面から考えてトイレを水洗化することで健康維持や環境保全等の可能性が上がると考えられます。それはまさにSDGsですが、トイレ水洗化すれば、どんなことが変わっていくでしょうか?
あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる。
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
◆1人あたり(年間)の医療費
医療費を年齢層によっての自己負担はどうなっているか調べてみました。
働き手の64歳までは自己負担額は上図通り、保険料と合わせ多くなってきますが、逆に65歳定年過ぎになりますと、医療費は圧倒的高くなっています。これは国民一人ひとりに健康を支えてもらっている(=社会負担していただいている)訳なのです。
また、少子高齢化にてこの負担は毎年増えてもきていますし、このままの推移では、近い将来には破綻してしまうと言われています。
このように、医療費をできるだけ一人ひとりが自身を健康にする、かけないようにする努力が大事なことと考えられます。
◆生活排水の(環境)負荷量
図は、汚れの1日あたり負荷量を示したものですが、生活雑排水の方がトイレより汚れが多いことを表しています。
下表は下水道・浄化槽処理では、1/10以下まできれいにすることを表してます。
◆衛生と病気
平均寿命は世界の中でも表通り2番目に長生きな現在の日本です。
しかし約70年前の世界大戦後の、1950年(昭和25年)ころの日本は「赤痢」が世界の中でも、下の表の通りに大変多かったことをご存じでしょうか?
トイレ水洗化もかなり良いほうと言われている、現在の日本では想像しがたいですが、戦後復興時は焼け野原での非衛生的だったためか、赤痢・胃腸炎の病気が多かったようです。
現在の日本の相対的貧困率(平均所得50%下回る所得しか得ていない世帯率)は15%以上と言われ、世界の中で高い方と考えられています。
SDGsの「健康的な生活」のために、どうしたら紫波町全域のトイレを水洗化することができるのでしょうか?私たち・社会は何をすれば良いのでしょうか?
臭いが戻らないようにトイレが密閉になり、部屋も密閉されるので室温が残り暖房効果も上がるね!
衛生的になり健康的に変身できるね!