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しわ浄報 その83 「し尿」と「循環型社会」

しわ浄報 その83 「し尿」と「循環型社会」キタナイ見たくないと考えられ、どちらかと言うとジャマモノ扱いとなっている「し尿」ですが、つい近年(54年前の東京オリンピックくらい)までは、田畑の野菜づくりには大変大事な資源(肥料)として使用されていたことは知ってますでしょうか?しかし・・・・
戦後復興のため工業生産に重点をおいてきた政策があり、田畑には化学肥料が使用されるようになりました。また、伝染病対策で下水道・し尿処理場、農業集落排水施設などの集中処理をするようになり、現在は各家庭用の個別の浄化槽なども整備されて、ますます現在「し尿」は目に触れることなく処理されています。しかし・・・・
集中処理場の搾りカス(汚泥ケーキ)を農業で取り扱いやすいように、現在も製品化しているのを知ってますでしょうか?右写真は盛岡地区衛生処理組合「おでい肥料・めぐみ」ですが、製造分全て地域の農家が使用している例も実際ありますので、単純に処理するだけではなく、汚泥ケーキを地域農業で活用するような「真の循環型社会」を目指すことで、同時に負担する税金が少しでも軽減する事ができますが、私たちは何を考え、何を行動すれば良いでしょうか?