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しわ浄報 その22 LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)ってなに?

しわ浄報 その22 LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)ってなに?資源採取から製造・物流・販売・使用・リサイクル・廃棄にいたるまでの製品のライフサイクル全体を通して環境負荷や環境影響を定量的に把握し、客観的に分析・評価する考え方です。
表面上、環境にやさしいと思っている製品でも、製造から廃棄までに係る環境負荷を全体で見ると、そう簡単には考えられません。例えばハイブリット車は通常3年以上使用しないとガソリン車に比べて、モーター・蓄電池等が付いているため、むしろ環境負荷は大きくなってしまいます。また、太陽光発電等はハウスであれば長期活用があたり前で、その場合は2年以上でLCA環境負荷は良くなってきますが、電池いらずの携帯電話等は使用寿命(ライフサイクル)も短いため、むしろ太陽光発電が付いていると、LCA環境負荷は大きくなる可能性があります。
片方のみ見ていると、全体が見えない場合が多々あります。私たちは、1人では限りがでるのです。みんなとの連携でいろんな知恵がでて、いろんな事が見えてくると考えます。