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しわ浄報 その37 楽しんで里山資本主義を!

しわ浄報 その37 楽しんで里山資本主義を!里山資本主義を名付けた経済学者の藻谷浩介さんはこのように言ってます。「日本ほど自然が豊かで、木を切っても簡単に再生できる場所はなかなかありません。これだけ木の資源に恵まれているのに、それを活かさすに建物をほとんど木で作らない。ほんの少し木造建築を見直していくだけで、日本の山の価値は大きな勢いで再生していくと思います。少しだけやり方を変えれば、経済的に無価値と思われていた里山が、宝の山になり得るんです。」
また、地域の木材を燃料として使うことで「それまで石油やガスの代金として、県外や国外に出ていっていたお金が、地域で回るようになります。しかも地元で作った燃料ですから、グローバル市場のエネルギー価格の乱高下にも巻き込まれずに済みます。はるばる中東から石油を運んでくるのではなく、目の前の木の資源を活かしてエネルギーの一部を自給することが、地域の自立と安定化につながっていくんです。」とも言ってます。
里山資本主義とは、様々な形で木を利用することで、外に出て行ってたお金を地域内で還流させて、地域全体力が豊かになる、いわば「結い」のようなシステムなのです。
オラも地域の「結い」があるから存在するんだ。